子どもが進んで音読するようになる変化のある繰り返しで行う音読指導法 
                        「音読のバリエーション」 
                                                                    TOSSきときときっと 青山 由香

音読の種類 音読のやり方 教師の指示
○一文ずつ追い読み ・教師の後について子どもが読む。 「先生の後について読みます」
○一文ずつ交代読み
(教師が先)
・教師が先、子どもが後で一文ずつ交代で読む。 「最初の一文を先生、次の一文をみんなで読みます。」
○一文ずつ交代読み
(子供が先)
・子どもが先、教師が後で一文ずつ交代で読む。 「交代します。みんなが先、先生が後です。」
○一文ずつ交代読み
(男女)
・男女ごとに一文ずつ交代で読む。 「一文目を男子が読み、二文目を女子が読みます。」
○一文ずつ交代読み
(列ごと)
・列ごとに一文ずつ交代で読む。 「一文ずつ、列ごとに読みます。」
○一文ずつ交代読み
(グループごと)
・グループごとに一文ずつ交代で読む。 「一文ずつ、グループごとに読みます。」
○一文ずつ交代読み
(ペアで)
・お隣さんとペアになって、一文ずつ交代で読む。 「お隣さんとペアになって、一文ずつ交代して読みます。」
○一文ずつ交代読み
(一人ずつ)
・一人ずつ、一文交代で読む。 「一人ずつ、一文ずつ読みます。」
○対戦読み
(男子対女子)
・男子対女子で読む。 「男子だけ読みます。」
「女子だけ読みます。」
○対戦読み
(廊下側と窓側)
・教室を廊下側と窓側の半分に分けて読む。 「廊下側だけ読みます。」
「窓側だけ読みます。」
○対戦読み
(教室前部と後部)
・教室を前部と後部の半分に分けて読む。 「教室の前半分だけ読みます。」
「教室の後ろ半分だけ読みます。」
●ダウト読み ・つっかえたり、間違ったりしたら、次の人に代わって読む。 「つっかえたり、間違ったりしたら次の人と代わります。」
●まねっこ読み ・教師の読み方をまねして読む。 「先生のまねをして読みます。」
●たけのこ読み ・自分の読みたいところで立って読む。 「みんなは、自分の読みたい文の所にきたら、立って読みます。
たくさん立っても、みんなで声を合わせて読みます。
自分が読みたい文の所に印をつけましょう。最初を読みたいという人 は、立ってください。」
●間違い読み ・教師がわざと間違えて読む。 「先生の後について読みます。先生は、間違えて読むかもしれないけど、みんなは間違えないで読みましょう。」
○巻き込み読み ・教師は子どもが読み終わる直前に(少しかぶるくらい)、次の一文を読む。 「最初の一文を先生、次の一文をみんなで読みます。」(教師は子どもが読み終わる直前に、次の一文を読む。)
○指名なし音読 ・読みたい人から立って、他の人と重ならないように読む。 「先生は当てません。○読みです。読みたい人から立って読みます。全員一度は読みます。大勢立ったら譲ってあげましょう。回数が少ない人が優先です。
誰も立たなかったら先生が読みます。先生に読まれたらみんなの負けですよ。では、始め。」
○場所移動 ・読む場所を変える。 「窓の方を向いて読みます。」
「立って読みます。」
「黒板の前で読みます。」

                                   「森美穂氏、岡本真砂夫氏のHPを参考に、音読の仕方を一覧にまとめた。」

●は、学級の子どもたちが特に喜んで読んだ音読の種類です。
 
 低学年では、特に「まねっこ読み」、「間違い読み」が人気でした。
「まねっこ読み」、「間違い読み」では、クラスのやんちゃくんが、最後に必ず「先生、もう1回やりたい!」といいます。どの子も大好きな音読の仕方です。また、学習参観では、自然と子どもたちから笑顔になり、クラスが楽しい雰囲気になりました。「子どもの興味を引く楽しい授業でした。」「楽しさの中にも真剣さがある授業だった。」など保護者の方にも好評でした。
 
 中学年では、特に「ダウト読み」、「たけのこ読み」が人気でした。
特に「ダウト読み」では、間違えずに長く読んだ子どもや上手になった子どもに対して、自然と感嘆の声や周りの子どもたちから拍手が起こります。もっと上手に読めるようになりたいと、家で自主的に音読練習に励み、休み時間や放課後、教師のところにきて、音読に挑戦したいという子どもがいるほど、熱中して音読に取り組む姿が見られました。