魔法の言葉「ありがとう」
TOSS富山サークルForward 和田 匡史
E-mail:wadamax@cty8.com

 人とのかかわりにおいて、あいさつは基本となるものである。「ありがとう」という言葉をもとに、気持ちのよいあいさつ、言葉遣い、動作に心がけて、明るく接したり、友達のことを考えたりできるようにしていきたい。同時に、「ありがとう」以外のあいさつや、うれしくなる言葉を引き出して、クラスが明るい雰囲気になるようにしていきたい。

 この授業は、赤木雅美氏の「魔法の言葉『ありがとう』」(TOSSランドNO.2220033)の修正・追試である。

 前日の、給食の時間の出来事から、授業を始める。

説明:昨日、給食の配膳をしてもらいました。
    先生、その後に何と言ったでしょう。

 ・助かったよ。
 ・気が利くね。
 ・ありがとう。

先生、大きな声で「ありがとう」と言いました。みんなで言ってみよう。

 スマートボードで「ありがとう」と写す。

今までに「ありがとう」という言葉を、言ったことがある人

 全員の手が挙がる。

どんなときに、「ありがとう」と言ったことがありますか。

・ものをもらったとき
・助けてもらったとき
・お小遣いをもらったとき
 など、いろいろ挙がる。それらを板書していく。

みんな、いろんなときに、いろんなところで「ありがとう」という言葉を使ったことがあるのですね。
そんな「ありがとう」という言葉を、「まほうのことば」だと言っている女の子のお話を紹介します。 

 子どもを変えた“親の一言”作文25選 朝日作文コンクール入選作(明治図書)から、「まほうのことば」をスマートボードを使って紹介する。

 ある日、あーちゃんはぬり絵をしていました。ママが、「あーちゃん、せんたくばさみとってくれる」と言いました。あーちゃんはめんどくさいと思いながら、
洗面所からせんたくばさみをとってきて、ママにわたしました。 

 スマートボード上には、吹き出しを使って、あーちゃんとママの言葉を見せている。

 ママは言いました。
 「どうもありがとう。」(薄く表示する。)
 ママは何と言ったでしょう。全員で、さん、はい。

  ・ありがとう

その通り、みんな賢いなぁ。

あーちゃんは、少しくすぐったくなって、今度は走ってせんたくばさみを取ってきました。

 ママの言葉を○にして少し隠しながら、どのように言ったか考えさせる。

「あら、どうもあり○○○。」
あり○○○に入る言葉は何ですか。

 ・ありがとう

あーちゃんは、「ありがとう」と言われて、どんな気持ちですか。ノートに書きなさい。

 ・うれしい気持ち
 ・もっとお手伝いしたくなる気持ち
 ・いい気持ち

うれしい気持ち、お手伝いしたくなる気もち。
あーちゃんは、とてもいい気持ちになったのですね。

 最初の言葉の振り返りを行う。

「ありがとう」という言葉は、言われた人がうれしくなる言葉なのです。
このような言葉をなんと言っていましたか。

 ・まほうのことば

そうだね、「まほうのことば」はうれしくなる言葉なのです。

 最後に、うれしくなる言葉について、全員で考える時間を与える。

「ありがとう」のように、うれしくなる言葉を聞いたことはありませんか。ノートに書いてみましょう。1つ書けたら、持ってきなさい。

 書いた子から持ってくる。1つ1つをほめていき、板書させる。板書が終わってから発表させる。
  ・おはよう
  ・ごめんね
  ・だいじょうぶ
  ・がんばれ
  ・一緒にいて、楽しいよ。

みなさんが出してくれた「ありがとう」のような、うれしくなる言葉が教室中に、学校中に広がるといいですね。

 教師がそれらの言葉を使っていきながら、子ども達に広めさせる。または、子ども達が使っているところをほめるなどして、
教室中にうれしくなる言葉「まほうのことば」が広がるように取り組んでいく必要がある。