◎輪郭漢字カードの使い方 (一例)

 カード制作:山本いずみ

@ 3枚の輪郭漢字カードを,すべて表面を向けて並べる。
  「これは何?」と1枚ずつ確認する。
3枚の位置を変えて,再度1枚ずつ確認する。
A 1枚だけ裏面にし,1枚ずつ「これは何?」 ときく。
分からない場合は,カードをひっくり返し て,表面を見せる。
 3枚の位置を変えて,再度きく。
B また別のカードを1枚だけ裏面にし,1枚ずつ「これは何?」ときく。
 3枚の位置を変えて再度きく。
 さらに別のカードを1枚だけ裏面にして,同様のことを行う。

C 今度は,2枚を裏面にして,同様のことを行う。

D 最後に,3枚全部を裏面にして,同様のことを行う。



 ■この方法で指導を行ったところ,このような結果が得られた。(知的障害児養護学校における実践)







■子供が間違えたときの指導をどうするか。

私は次のようにやっています。

■裏(漢字だけの面)を見せて答えられなかった場合,
 クルッと返して,表(輪郭漢字の面)をチラッと見せる。


輪郭漢字カードは,公文のカードと異なり,
表と裏の漢字の大きさが等しいです。

表と裏の違いは,絵の輪郭が有るか無いかです。
チラッとひっくり返したときに,
表の輪郭が目に入ります。

表の輪郭が『残像として残る』から,
裏にしても答えることができるのではないかと思っています。
(いまのところ,仮説ですが,子供の様子を見ていると,そのように確信してい
ます。)

ぜひ,「チラッと,表を見せる指導」をやってみてください。





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